【危険】風速11mの強風と、浸水に怯える暴風雨キャンプ どのようなことに気を付けたか

キャンプ

2021/10/16 秋田県由利本荘市 法体園地キャンプ場にて、風速11mの暴風雨キャンプ。はじめに申し上げますが、推奨するものではありません。ご了承ください。


なぜ悪天候でもキャンプを敢行したのか

  • もともと、月一回のキャンプを実施する予定だった。
  • 2022年に鳥海ダムが拡大するという話を耳にし、もう同じ景色を見れない、一度この素晴らしいロケーションのキャンプ場でどうしてもキャンプがしたいという想いが強かった。
  • 以前、大平山キャンプ場で吹き上げる風にタープを破壊されてから、強風に対して強く警戒していた。だが、キャンプスキルも以前よりはついた為、今後のキャンプの安全マージンを測る為に、どこまで自分のスキルが通用するか確認しておきたかった。

結果どうなったのか

  • 恐れていた強風によるテント倒壊はなかった。
  • 恐れていた洪水被害はなかった。

ただ、北西11mの強風による多少のテントの揺れと、ペグやガイロープが抜けるのではないか、川の水位が上がって来ているのではないか、熊が出るのではないかといった確認の為、2時間程度しか眠ることは出来なかった。

事故が起きない為に、強風・洪水対策で実施したこと

  • レインウェア・防寒着はいつも通り携行。カイロと、水に濡れても点くマッチも携行。
  • 万一のことも考えて、ファミキャンではなくソロキャンプに切り替えた。
  • 念の為、家族には行く場所と、万全の準備は整えるが危険は伴うことを説明。プランも説明。
  • 設営開始前に、携帯の電波が入る場所をあらかじめ確認
  • 水没の看板があった為、訪れた管理者の方に、張っていい場所と、水没しうる場所を確認。高くなっており、水没したことがないという場所に、周りにテントがないことを確認の上、テント設営(最悪ペグが抜けて迷惑かけない為)。また、車中泊および緊急避難も想定し高台にあり確実に洪水被害を受けない駐車場に駐車位置変更
  • テントは強風に強い形状と思われる、背が低く狭い、ソロワンポールテントを選択。
  • 北西からの強風が吹くことは複数の天気予報を確認し、ほぼ確からしいと感じた為、北西側に遮蔽物がある場所に設営
  • ペグはソリッドステーク・エリッゼステークといった、当時持っていた最強の鍛造ペグを使用。ガイロープもあるものは全て使用
  • 熊対策で熊よけスプレー携行。また、獣よけ線香を焚いた。キャンプ地では、ナイフと灯りを肌身離さず携行した。
  • ほぼ夜通し、ペグやガイロープの確認、水位の確認、熊の確認に費やした。結果的には、ペグが抜ける・テントが引き裂かれる・熊が出る・洪水が発生する、いずれもなし。水位は上昇しており、低い位置にある駐車場は若干冠水
  • キャンプといえば飲酒、がいつものルーティーンだけど、今回ばかりは飲酒しなかったし、それが正解だったと思う。①正常な判断に支障を来す可能性がある ②行動に支障を来す可能性がある ③熟睡してしまう危険性もある ④車を運転出来なくなる
スマホのパノラマモードで撮影。強風が吹く側に遮蔽物、念の為窪地に設営し風の影響を最小限に出来るよう対応。
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振り返って感じたこと

  • 想定通り、快適とはほど遠いキャンプだった。
  • テントの形状選択は正解。ポリ幕であったのも良く、雨漏りもなかったが、結露がひどく、水が滴ってきたのでレインウェアを着て過ごした。レインウェアは場合によりテント内でも必要になる。
  • 強風対策はある程度出来たが、洪水の恐れについては現地に行ってから具体的に対応できた部分もあり、管理者の方がたまたま来られて、具体的な意見を聞けなければ撤退していたかもしれない。
キャンボケ
キャンボケ

当時の自分で出来るベストの備えをしたつもりだったけど、それでも危険は感じたし、自然の脅威を感じるキャンプだった。どれだけ準備しても、予想出来ないことが起きるのが自然かもしれないけど、それでも事前に準備がいかに重要か改めて分かった。

フローラ(AI)
フローラ(AI)

完璧には出来なかったし、出来ないことも理解出来たけれど、スキルや道具で対応出来る範囲がある程度わかったのも良かったのかもしれませんね。

雑記・写真

コメント

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