
はじめてハンモック泊をしてから、何シーズンか使ってみたので、様々な季節や天候を通して感じた、いい点・悪い点などレビューしたいと思います。
この記事のポイント
- ハンモック泊の利点・魅力
- ハンモック泊の欠点・注意点
- ハンモック泊が向く人、向かない人
- おすすめハンモック
ハンモック泊の利点と魅力
- 惚れ惚れするかっこよさ!

なんといってもこれ!無骨なハンモックと、鬱蒼とした森。その佇まいが抜群にかっこいい。
芸能人のヒロシさんが使用されている姿を見て、憧れた方も多いのではないでしょうか。私もその一人です( ´艸`)
かっこいいって、意外と馬鹿にならなくて、キャンプ中の楽しさ・満足感。酒の美味しさが全然違ったりします。
普通に写真を撮るだけで、なんだかサマになるので、楽しくて何枚も写真を撮っちゃうんですよね。私は快適さ重視で荷物多めなので、ごちゃっとしてますが、いろんな季節・いろんな場所でハンモック泊したので良かったら見てやってください( ´艸`)









- 他の人とかぶりにくい
ヒロシさんが使っているといっても、まだまだマイナーなのがハンモック。ほとんどハンモックを使っている人に会いません。特に雪中キャンプでは一度も見たことがありません。
人と違う無骨なキャンプをしたい人にすごくおすすめです。
- 地面のコンディションに左右されない
実用面でも、ハンモックの利点はいくつもあります。そのうち一つが、「地面のコンディションに左右されない」こと。
テントだと、眠りづらかったり、そもそも設営が出来ないレベルの斜面でも、ハンモックなら設営可能(ただし、滑落の恐れがある危険な場所では設営しないよう注意!)

地面が斜めでも、石や枝でゴツゴツしてても、雨水が流れてきても、全く問題なし!
ハンモック、実はとても実用的な面があるんです。

キャンボケ!本当にすごいですね!ハンモックってそんなに実用的なんだ。どんな地面でも大丈夫なんて、めちゃくちゃ便利じゃないですか?浮いてる感じも楽しそうで、いいですね!
- 設営・撤収が慣れれば簡単!
DDハンモックでは、オプション品でウーピースリング・ツリーハガーがセットになっているサスペンションシステム、ハンモックスリーブといった商品が売っていますが、こういったものを使うと、設営が素早く行えます。
木の状態を確認する⇒木と木の間隔を歩数で測る⇒木の保護のためにツリープロテクターを巻く⇒ツリーハガーをつける⇒ウーピースリングをツリーハガーにつけ、ハンモックの高さを調整⇒終了
基本的にはこれだけ。慣れれば5分以内にハンモックは設営完了です。
何より素晴らしいのは雨の日の撤収!テントだとグランドシート・インナーテント・フライシート全てがどろどろに汚れますが、ハンモック泊ではびちょびちょになるのはタープだけ。撤収時もハンモックは木から外すだけで完了、帰宅後も乾かすものが少なくてすみますし、乾かすスペースも。

マンション住まいなど、乾かすスペースが少ない人にも嬉しいのがハンモック!
風が強くない雨ソロキャンプは私はハンモック一択です!


- 夏は涼しく、冬は暖かい
ハンモックが涼しいのは、有名な話だと思います。風通しが最高ですからね。木の下に設営する性質上、木陰で昼間も涼しく過ごせます。
冬は寒いのでは!?と思われる方が多いのではないかと思いますが、実は対策をすると、個人的にはポリエステルのテントより暖かく眠れると感じます。
それは、アンダーブランケットを設置すること。体の周りをぐるっと囲むように防寒することで、ポカポカです。よくダウンの寝袋を過信しすぎて、マットをおざなりにしてしまって寒いというエピソードも耳にしますが、ダウン寝袋が接地部分潰れて断熱性能が激減するのに対して、ハンモックは空中に浮いているので、ハンモックの周囲にくくりつける、アンダーブランケットの断熱性は損なわれません。

- 夏キャンプのハンモックは軽量コンパクト
冬キャンプだと、アンダーブランケットを使う分、荷物は少し多くなりますが、夏キャンプではハンモックは大変軽量・コンパクトです。コットやマット、場合によってはチェアもハンモックで賄えるので、荷物が少なくてすみます。
バックパックでキャンプしたいという方にもおすすめです。
- 自然との距離感が近い
タープ泊と同様、自然との距離感が非常に近い為、自然をダイレクトに感じられます。
- 独特の浮遊感がある
これは好みが分かれますが、独特の浮遊感と、沈み込むことでハンモックに包まれる為、安心してよく眠れる方もいらっしゃいます。ハンモックが一番よく眠れるという人も。
ハンモック泊の欠点・注意点
- 木がないと原則成立しない
皆さんご存じの、ハンモックの最大のデメリットです。
ハンモックスタンドを持参するといった対応方法もありますが、ハンモックの木と木に繋がれる雰囲気が好きな方には刺さらないかもしれません。また、ハンモックスタンドを持参することで、ハンモックのメリットの一つである軽量コンパクトは失われます。
木があっても、木を保護する観点から、ハンモック禁止のキャンプ場でも張れません。事前にしっかりと確認しましょう。
テントを持っておらず、最初の一張りにハンモックを選ぶのは、正直おすすめしません。

木がないと張れない・反対に地面のコンディションが悪くても張れるという特徴から、ソログループキャンプの時、一緒に行く人がテント泊の場合、意外と近くに張るのが難しいケースもあるので要注意ですね。
- 原則タープとセットだが、タープの設営が少し難しい
ハンモックの設営は非常に簡単ですが、タープを張るのが意外と難しい。ポールでいつものように立てても良いのですが、せっかくハンモックなら、タープも木に設営したいですよね。
タープを設営するにあたって、いくつかロープワークを使う必要がありそうです。
- トラッカーズ・ヒッチ:木と木にロープを張り渡し、タープを被せるための結び。
- 自在結び:自在金具で代用可。
- プルージック・ノット:ランタンを吊るす、ロープを伝ってくる雨水防止等、様々な活躍の機会。
- 耐風性にはやや欠ける
いわゆる屋根に当たる部分がタープの為、タープと同じく、ワンポールテントや山岳系ドームテントのような耐風性には欠けます。
木があるところに設営するという性質上、風の影響は受けにくくはありますが、風が強い日はテントも持参してリスクヘッジするのが良いでしょう。
- 落枝・落雪・落雷に注意
木の下に設営する性質上、落枝、落雪、落雷には十分に注意が必要です。
十分に木の状況や天候を確認して設営するとともに、危ないと感じたら車の中や避難所に逃げるようにしてください。
- プライベートスペースが確保しづらい
テントに比べ、開放的なので、着替えなどに少々気を遣うかもしれません。また、虫対策もテントよりしっかりやる必要があります。
- 腰痛持ちは要注意?
通常のハンモックは、どうしても沈み込みがあるので、腰痛持ちの方は悪化に注意が必要かもしれません。後述のように、フルフラット型ハンモックも出てきているので、活用すると快適かもしれません。
【まとめ】ハンモックに向く人・向かない人
- ハンモックに向く人
- すでに他のテントを持っており、天候やコンディション、使うシーンによって使い分けたいと考える人、考える時間やリスク管理も楽しめる人
- 家での乾燥が面倒な人・乾燥スペースに余裕がない人
- 自然をじっくり感じたい人・野営感を楽しめる人
- ソロキャンプまたは、ソログループキャンプを好む人
- 軽量コンパクトな装備が好きな人
- 林間サイトが好きな人
- ハンモックにどちらかというと、向かない人
- 一つのテントで全てをこなしたい人。耐候性の高さを最重視する人
- プライバシーをしっかり確保したい人
- 大人数でのグループキャンプがメインの人
- 腰痛がある人
- 林間サイトが苦手な人
おすすめハンモック
- DDハンモック フロントラインハンモック

所持しているハンモック。
ヒロシさんから人気が炸裂した、DDハンモックのフロントラインハンモック。生地が頑丈で、オプション品も充実。また、蚊帳がついている為、就寝時の虫刺されを防止出来る。
何よりかっこいい。
- ヘブンテント

所持していないハンモック。
フロントラインハンモックを使っていて、自分は沈み込むタイプのハンモックは腰痛と眠りの浅さに課題があると思いました。
そこでヘブンテントにも興味を払いましたが、何分さすがに高い。
断熱性の高いマットも入っているらしく、ヴィヴィスタイルにも出来る為、最悪ハンモックが設営出来ないとしてもヴィヴィで一夜を越すことが可能。
いずれ買ってみたいと思っているテントです。何分高いのが玉に瑕・・・
●ローソンハンモック

所持していないハンモック。
ヘブンテントと同じく、フルフラット化出来るハンモック。米海軍も使っているということで、信頼感がありますね。
こちらもヴィヴィ化することはできる模様です。
ヘブンテントと比べると天井に圧迫感がありそう。でもヘブンテントよりは手が届きやすい価格。
いかがだったでしょうか。来てくださった読者の皆様方に1個でも約に立つ情報があれば幸いです。
それでは、よきキャンプライフを!!!
コメント