
風速5~6mでのキャンプは決行すべきか否か!?
2020年10月のある日、大平山リゾート公園キャンプ場で、仲間とデイキャンプ(というかほぼBBQ)をしました。
当日は幸い雨が降ることもなく、懸念されたのが風だけ…
風も風速5~6mとやや強いなと感じましたが、風速5.5~7.9mの基準は「砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く」というもの。まぁ大丈夫だろうということで、ワンタッチタープで参加する仲間には、重りは持ってきた方がいい旨連絡して、決行しました。
キャンプ場は、いつもデイキャンプでお世話になっている、大平山リゾート公園キャンプ場(フリーサイトは無料)。段々畑のように高低差のある、ひらけた芝生サイトです。
子供連れで行くので、仲間より1時間前に到着してヘキサタープの設営をはじめるも、たびたび突風が吹き全然立たず!やむを得ず、建物の少しそばにより、谷側を地面に打ち付けて、風の影響を最大限受けないようにしてようやく設営が終わりました。
仲間はワンタッチタープを一瞬で立てましたが、突風で倒壊、ついには柱部分が折れてしまいました。私のタープも突風を何度も受け、100均カラビナは破損、タープも一部裂けるなどしました。
風を受けた箇所、一部裂け。修復ジェルを塗ってます。
タープの地面に直接ペグダウンしていた箇所のハトメ破損。こちらも修復しました。
●反省点・注意点
- 風速5~6mで油断してしまったが、最大瞬間風速はそんなものではないということ。油断は禁物。
- 風速が強い時は、決行するにしても、林間サイトなど遮蔽物が多いところでやる方がベター。広大な芝生サイトや、谷のあるサイト、海辺のサイトなどは風が思ったより強い危険性があるかも。
- 強風時はタープを張るのは諦めた方が良い。恐いのは、物の破損よりも、破損したものが人に迷惑をかけてしまうこと。ペグ抜け、ポール折れて、人や車に当たるなど、しゃれにならない危険性あり。ワンタッチタープは風に弱いとは聞いていましたが、まさかここまであっさり柱がポッキリ折れるとは思いませんでした。危ないですね。
- 強風時は焚火も万全の注意を払う必要がある。状況によっては中止した方が良い。火の粉が思ったより遠くまで飛んでしまうリスク、軽い薪が飛んで火事になるリスク、思った以上に火勢が強くなりコントロールが難しくなるリスク等がある。
●良かった点?
- タープとロープを接続するのに、あえて100均の耐久性が低いカラビナを使ったこと。「壊れてくれる」ので、ペグが抜けることはなかったし、致命的なタープ裂傷も発生しなかった。振り返って、個人的には、そもそもこんな強風時にはタープは立てるべきではないと思いましたが…
- 足場の良いところをさっさと諦めて、建物の陰に移動、隠れることが出来たこと。劇的に状況は改善しました。
いろいろと学びの多いキャンプでした。キャンプはとても楽しいですが、危険もいっぱいあるんだなと改めて気づいた一件でした。冬が近付き、ますます風が強くなる日も増えると思いますので、気を付けていきたいですね。